知覚過敏について
揖斐郡池田町の歯医者
くつい歯科クリニックの歯の豆知識
今月は知覚過敏についてです。
皆さんは虫歯もないのに、冷たいものや歯ブラシの毛先などの刺激で歯がしみたり、痛みを感じたりすることがありませんか?それが知覚過敏の症状です。時には甘いものや酸っぱいものも刺激となり、症状を感じることもあります。
なぜ知覚過敏が起こるのかというと
通常歯の、象牙質はエナメル質と歯肉におおわれていて、冷たさなどの刺激から守られています。しかし、歯周病が進行したり、加齢や不適切なブラッシング、不正なかみ合わせなどで歯茎が下がってしまうと、歯の根元の部分の象牙質が露出していまいます。象牙質には歯髄(神経)につながる無数の穴があいているため、象牙質の穴を通して、受けた刺激が神経に伝わり痛みを感じてしまいます。この痛みは一過性なので、刺激がなくなると痛みもなくなります。
そして、知覚過敏になると痛みのために歯みがきが十分にできなくなり、歯垢(生きた細菌の塊)が蓄積してしまいます。すると、蓄積した歯垢に潜む細菌が出す酸によって、露出した象牙細管がさらに広がって刺激を感じやすくなり、痛みがますます強くなってしまいます。そうなると、さらに歯垢が蓄積して、虫歯や歯周病が発症したり悪化するなど、悪循環を繰り返してしまいます。
なので歯を磨く時の注意点として
* 毛先を歯にきちんと当ててみがきましょう。
* 軽い力でみがきましょう。
* やわらかめの毛の歯ブラシを使うのもよいでしょう。
* 歯がしみる時には、冷たい水ですすがず、ぬるま湯などを使いましょう。
* 知覚過敏ケア用の歯磨き粉を使用してみまし ょう。
そして当院では、刺激を受けにくくする薬や、歯科用コーティング材を用いた治療もありますので知覚過敏でお悩みの方はお気軽にご相談ください!